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土下座はじめ迷惑をかけた過去話について

土下座はじめ迷惑をかけた過去話について

今日はよろしくお願いします。今日はどういうテーマでお話していただけますでしょうか?
質問者
質問者
最近ではライデンさんはかっこいい会社ですねってよく言われるんですが、実際に裏ではピリピリした中で仕事をする場面もあります。独立当初の時は凄く失敗もしていました。その時に僕は土下座をしまくっていて、迷惑もかけたのでその時のことについてお話していこうと思います
土下座をしていたんですか?
質問者
質問者
僕はスライディング土下座、ダイブ土下座など色々身につけていました。全然気持ちが入っていないパフォーマンスではなく実際にそういうシーンが沢山ありました
そうだったんですね
質問者
質問者
クライアントだけではなく、一緒に仕事をしているパートナーさんたちに僕らの仕切りが悪いとか能力不足でご迷惑をおかけしたんですよね。そういう時は伝はではなく、夜12時でも相手の事務所行って、シャンパン持って、スライディング土下座しながらお願いしていました
それは大変でしたね
質問者
質問者
どうしても遠方で対面土下座出来ないときは、オンラインで土下座した時もありました。たまたま、プライベートで「あの人には土下座しなきゃな」と思っていた人に会った時は、表参道ヒルズの前で見た瞬間に走っていって入口の前で土下座しました。その時は本当にしんどかったです
それはすごいですね。最終出来にはどう着地したんですか?
質問者
質問者
最終的には問題なく着地できました。このプロジェクト大丈夫かなと不安な時でも、プロデューサーである僕はクライアントを安心させる為に「大丈夫ですよ」と言い切っていました。そうは言ってもその時のメイキングビデを見ると僕も死んだような顔をしていたんですよね。そういうところでクライアントに心配をかけてしまったなという場面がありました

そうだったんですね
質問者
質問者
そういう人たちが僕らを信頼して最後まで任せてくれていたので今があると思います。だからすごく感謝しています

―失敗談から得た一番の学びとは

色々な失敗をしたり、そこから信頼されたりとお聞きしましたがその体験から得た一番の学びとははんですか?
質問者
質問者
僕らは外から見るとクリエイターの会社というような見え方をするんですけどクリエイターとしての自尊心よりももっと大事なものがあると思っています。それはクライアントから安くないお金をもらって仕事をしているので結果をお返しするためにクリエイターとしての自尊心よりも「ここは曲げられない」と言う部分もあっては良いと思うのですがそれがクライアントの為になっているか否かを僕は判断基準にしています

なるほど
質問者
質問者
だから、エゴのようなものでプロジェクトを台無しにしないように気を付けています

―見てくれた人に伝えたいメッセージ

見ている人に伝えたいメッセージはありますか?
質問者
質問者
もし仕事をしてどのクリエイターを選ぶかという時に良い判断基準になることがあります。それは、エゴで仕事をやろうとしているのか、利益を出して伴走者として支えてくれようとしているのかを注意深く判断したほうが良いという事です。実績だけを見て選ぶと失敗するという事もあります
クリエイターだけでなく自分の会社の従業員を選ぶときなど人付き合い全般に言えそうですね
質問者
質問者
そうですね。人付き合い全般に言える事だと思います。自分のためと思っている人はギリギリの苦しい時に自分を大切にする部分があります。ギリギリの時にどういう対応をとってくれるのか相手を見抜くことが重要です
今日のテーマはギリギリのところでどう対応してくれるのか見抜けという事ですね
質問者
質問者
お互い力を合わせる前提のもとで、そういう人を選んだ方がいいですね
井上様、本日はお忙しい中ありがとうございました!!
質問者
質問者


【井上雄一郎(いのうえ ゆういちろう)】グラフィックデザイナーを目指し下積み時代に、黎明期のWebクリエイティブに衝撃を受け、20代後半に福岡でWeb制作会社を設立。その後さまざまを経て2009年東京代官山で株式会社ライデンを設立。