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取引先の期待値を絶対超えていこう

取引先の期待値を絶対超えることについて

今日はよろしくお願いします。今日はどういうテーマでお話していただけますでしょうか?
質問者
質問者
今日は企業活動においてすごく重要な事だと思うのですけど取引先の期待値を絶対超えていこうというテーマで話してきたいと思います
それはどういうことですか?
質問者
質問者
まずは相手の期待値を読み切るということです。これは何事においてもすごく大事な事だと思います。仕事が始まった時に相手の期待値をどう読みますか?
なかなか意識しないと難しいですよね
質問者
質問者
そうですよね。だからいつも自分たちが提供しているサービスを行ったときに、それが相手からしたら相手の期待値と合致するのかもしくは上回っていたらいいが、下回ることもあるかもしれないですよね。下回ったときはプロジェクトはうまくいかないです。相手がどれくらいの期待値を持っているのかというのは最初に読み切った方が良いと思ってます
そうなんですね
質問者
質問者
例えば普段僕が飲みに行った時に必ず僕の期待値を超えてくる料理屋があります。僕は熊本県出身なんですけどそこの料理屋の女将さんも熊本県出身なんです。僕が疲れ切ってそのお店に行くと、着物を着た女将さんが標準語でお客さんに対応している中、僕の時だけ小声で熊本弁で喋ってくれるんです。それだけで僕の中の期待値をずっと超えてくれるわけです
なるほど
質問者
質問者
僕はそういうことがすごく大事だと思っています。「うちのサービスはこれ」という部分だけだと相手の期待値と合致しなかったときのダメージが大きくなるし相手もハッピーになれないです。だから相手の期待値はどの辺にあるのかなということは凄く読まないといけないと思います。しかし、相手の期待値を言葉として言われることはないですよね?
ないですね
質問者
質問者
例えば、HPを作ってい欲しいです、映像を作って欲しいですとか色々クライエントに希望は言ってもらえますがその裏にある期待値って絶対明文化されていないと思います。例えば「リスクは負いたくない」「分からないから誘導してほしい」「上司に評価されたい」というような色々な期待値が依頼の裏側にあってそれを読めずに取り組むと普通で終ってしまうのです。言葉にしている期待値の裏側にどういう期待値をもっているのか意識して超えていく事が出来るとお互いにハッピーになれます

―相手の期待値を読み切る手法について

井上様は普段どのようにして相手の期待値を読み切っているのですか?
質問者
質問者
相手の方の会社内のポジションやどういう思いを持って仕事をしているのかを考えます。自分本位な人もいれば会社本位の人もいます。その人の過去も見る事やその後ろの会社全体を見て、必要な結果を考えて提案したり全体を見て考えるようにしています
目の前の担当者の方をしっかり観察するということですね
質問者
質問者
そうですね。担当者の方だけではなく会社全体の事を見て、こういう価値を返してあげた方が良いんだろうなという事を考えてます。期待値は決して言語化されることはなく、以来の裏にある期待値は彼ら自身も言語化できていないのでそこをちゃんと読み切ってあげる事がクリエイター側の責任だと思います

―期待値を下回ったらどうすればいいのか?

期待値を読み切ってプロジェクトが始まると思いますが、中には読み切れずに期待を下回ってしまうこともあると思いますそういう時は自分たちの仕事のやり方を変えて相手に合わせていく事が必要になりますか?
質問者
質問者
僕は基本的には必要だと思っています。しかし、相手の期待値に合わせにいく事が必ずしもいいことではないとも思っています。合わせていくには当然コストがかかるので、無理やり自分たちが赤字を出してでも相手の要求レベルに合わせていく必要はないです。取引というのは僕らのスキルと対価の交換、サービスと対価の交換なので求められるレベルが高ければそれだけコストがかかるという事はしっかり相手に伝えるようにしています
今日の内容は相手の期待値をしっかりと読み切るという事ですね。井上様、本日はお忙しい中ありがとうございました!!
質問者
質問者


【井上雄一郎(いのうえ ゆういちろう)】グラフィックデザイナーを目指し下積み時代に、黎明期のWebクリエイティブに衝撃を受け、20代後半に福岡でWeb制作会社を設立。その後さまざまを経て2009年東京代官山で株式会社ライデンを設立。